ギャンブル依存症の患者と症状【ギャンブル依存症の治療方法】 |
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一部のギャンブルは、社会的に認められているもので、多くの大人が経験しています。でも一握りの人は、ギャンブル依存症になり、抜け出すことができなくなってしまいます。自分の制御もできない、どうしようもない人だとの烙印を押され、離婚問題等に発展し、社会的に虐げられ、孤立してしまいます。でも、ギャンブル依存症は心の病ですから、正しい対策や治療を行わなければ治りません。
身近なギャンブルには、パチンコや競馬、競輪、競艇などがあります。毎日やらないと我慢できない、ダメだと分かっていながら生活費までつぎ込んでしまう等があれば、ギャンブル依存症を疑ってみてください。
さらに強い興奮を求め、のめり込んでいく
賭け事は、当たることもあれば、外れることもあります。当たれば興奮し、精神的な高揚を得ることができます。ギャンブル依存症は、この高揚を得るために、ギャンブルにどんどんのめり込んでしまう心理的欲求です。しかも、何度も興奮を感じている間に、脳には慣れが生まれてしまい、さらに強い刺激を求め、何度も快感を得たいと思うようになります。そうしてギャンブル依存症の人は、賭け事を止めることができなくなるのです。
特に、仕事や家庭問題でストレスを抱えている場合、ギャンブルで得た興奮が、一時的にそのストレスを忘れさせてくれるため、ギャンブル依存症に陥りやすいと言われています。
治療はいくつかを併用し、再発を防止する
ギャンブル依存症を克服するには、病院で治療を受ける方法や専門機関によるグループセラピーを受ける方法、セミナーに参加する方法、CD等を活用してセルフコントロールを身につける方法などがあります。
一番大切なのは、今陥っているギャンブル依存症から脱することと、再び同じことを繰り返さないことの2つです。病院での治療は、一時的にギャンブルをやらなくなっても、治療が終わった後に、再び繰り返してしまうケースも多く、アフターケアまできちんと考えてくれる病院や他の方法との併用が望ましいでしょう。
グループセラピーやセミナーは、近くにある場合は有効です。ただ、一度行けばいいというものではなく、継続して何度も通う必要があるので、実際に活用できるのは、限られた人だと言えます。
CDなどの活用によるセルフコントロールは、自分に甘い人にはあまり向いていないのかもしれませんが、ひとりで好きな時間に取り組める上、継続的な活用も可能なため、有効な手段と言えるのかもしれません。病院との併用では、とても有効な手段だといえるでしょう。
環境や考え方、使える費用は人それぞれです。自分に適した方法を探しだし、真剣に取り組むようにしましょう。
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