聞き上手になる話し方をマスターする【聞き上手な人になろう】 |
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会話をする時、片方が聞き上手だと話が盛り上がります。共に話好きの場合、われ先にと話し、時に相手の話の腰を折ることになってしまいます。もしくは、一見、とても盛り上がっているように見えても、話の内容は噛み合っておらず、中身のない会話になってしまうケースやそのためにストレスをためてしまうこともあります。
スムーズな会話ができるようになりたいと思うと、どうしても「何をどんな風に話せばいいんだろう」と話すことに注意が向きがちですが、実は聞き上手になるのが、一番いい方法です。
ちょっとした違いが会話をスムーズにする
では、聞き上手な人とそうでない人の違いを見てみましょう。
パターン1
A:「週末は、何をして過ごしていますか?」
B:「バイクが趣味なのでツーリングに行くことが多いですね」
A:「そうですか。楽しそうですね」
パターン2
A:「週末は、何をして過ごしていますか?」
B:「バイクが趣味なのでツーリングに行くことが多いですね」
A:「バイクがお好きなのですね。どなたとツーリングに行かれるのですか?」
どちらの場合も、相手を否定していませんが、パターン1では、次に話す内容をBさんが考えなければなりません。話好きな人なら次々にバイクの話をしてくれるでしょうが、あまりよく知らない関係の時は、「もしかして、バイクには興味がないのかも」と心配しながら話をしなければなりません。これでは、Bさんにとっても、負担となってしまいます。これは、聞き上手とは言えません。
一方、パターン2は、次の会話の糸口をAさんが作っているので、Bさんは、それに答えればいい状態で、とても楽です。しかも最初に「バイクがお好きなのですね」と復唱しているので、話を聞いてくれている安心感がありますから、話がしやすくなっているはずです。ちょっとした違いですが、こちらは聞き上手だといえるでしょう。
ポイントは、共感と次への投げかけ
聞き上手の話し方のポイントは2つです。
相手に共感し、話に興味があることを伝えること。そして、次の会話につながる投げかけをすること。こう書いてしまうと、とても難しいことのように思いますが、前例で紹介したように、そんなに難しいことではありません。
共感と興味を伝えるには、相手の話したことの一部を繰り返せばいいのです。前例でいえば、「バイクが趣味」という会話に、「バイクがお好きなのですね」と返したイメージです。
次の会話につながる投げかけも、難しく考える必要はありません。ツーリングから想像できるのは、「どこに行くか?」、「誰と行くのか?」、「どんなバイクに乗っているのか?」、「いつぐらいからバイクに乗っているのか?」などいくつでも考えられるはずです。あれこれ考えるのではなく、ツーリングという会話から最初に連想したことを聞けば十分です。
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